
「なぜ、非常持ち出し袋ではなく、防災ベストなの?」 非常持ち出し袋はいざというとき、本当に役に立つのでしょうか?
当たり前のように備えていた非常持ち出し袋に疑問を感じたのはある被災地でのことです。
支援活動で入った避難所で、非常持ち出し袋を持ち込んだ被災者の方に私は一人として出会えませんでした。
「もともと備えていなかったから?」それとも、「備えていても持ち出せなかったから?」様々な疑問が浮かびました。
非常持ち出し袋は決して安いものではありません。
非常時のために備えたのに、持ち出せないのでは意味がありません。
私が非常持ち出し袋に対して日ごろ感じているのは、置いていたら掃除が邪魔である。
銀色に赤い文字というデザインに見栄えの悪さを感じ、お客様に見られるのが恥ずかしい。
普段使わないのでつい、押入れの奥にしまってしまう、ということです。
それならば、それらの問題を解決できるものを作れないだろうか思いました。それが防災ベストです。
もともと、子ども用の防災用品を作りたいという気持ちもあったので、まずは子ども用を作ってみました。
防災ベストのポケットには子どもと一緒に必要と思われる防災グッズを入れました。
子どもが楽しみながら自分の好きなおもちゃやドロップを入れるのを見て、私も嬉しくなりました。
講演会で、子どもの防災ベストを見せたら大変好評で、講演後は防災ベストの展示机に聴講者が集まりました。
それはどの会場でも同じ反応でした。いつでも防災ベストの周りには人が集まりました。
いつしか、市販されないのですか?という質問も多く聞かれるようになり、2年悩んだ末に商品化することにしました。
防災ベストのメリットは着ることで一体感があり、重さを感じない、
着ることによってからだを守る防護服になる、
秋や冬は寒さから守る防寒服になる。
ポケットに収納しているので防災グッズが取り出しやすい
ハンガーにかけて洋服がけにかけられるので場所をとらず、すぐに持ち出せるという、
これまでの非常持ち出し袋にはないたくさんのメリットがあります。
背負うよりもからだへの負担がないので、子どもに限らずお年を召した方、体力のない方、
体に障害のある方にも向いています。
最近では帰宅困難者の問題が取り上げられていますが、帰宅困難になると想定される会社員の方にも向いています。
非常持ち出し袋をロッカーに入れたのでは実際に災害が起きたときに取り出せない可能性が大きいです。
それよりもこの防災ベストをご自身の席の背もたれにかけておくことをお勧めします。
お子さんには、登下校するときに防災ベストを着ていき、学校では自分の椅子の背もたれにかけておくと良いでしょう。地震は登下校中に起こることもあるのです。
また、このベストは非常用としてのみでなく、アウトドアなどのレジャーにも活用していただけます。
ぜひ防災ベストのポケットに自分にとって必要なものを足してオリジナルのベストを作り、活用していただければと思います。
皆様のアイディアによってご愛用いただければ幸いです。
これからは非常持ち出し品は背負うのではなく、着ながら持ち出すことをお勧めします。
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