家族構成にあった防災対策を
研究を始める前は、防災対策とは命を守るために備えるということがわかっても、そのために何から始めてどう進めていけばよいのかわからず、まさに手探りの状態でした。
そして、真剣に防災対策に向き合えば向き合うほど、一般的に受け入れられている防災対策に疑問を感じることが多くありました。
そのひとつが「防災対策の偏り」です。
当時、乳幼児を抱えていた私には阪神淡路大震災を引き起こした大地震からどのようにわが子を守ればよいのか、その答えを示してくれるものを見つけることができませんでした。
世の中には高齢者・からだの不自由な人・妊婦・病院に入院している重症患者など、さまざまな人がいるのに、健康な成人を対象としているのではないか、と思われる防災対策の指針ばかりが目に付きました。
たとえば安全マニュアルに「揺れがおさまってから避難しましょう」と書かれていても、
「4歳と1歳の子どもを抱えてどうやって安全に避難するの?」
「どこに避難すればいい?全ての避難所に子連れ家族への配慮があるの?」
「小さい子どもがいる家族は逃げるときにどんなことに気をつければいいの?」
など、さまざまな疑問が沸き、その答えをどこに求めていいのかもわからなかったのです。
このような問題や課題にぶつかりながらこれまでに学んだことを参考に私の家族構成からどのような対策がもっとも安全で効果的なのかを探り、「オリジナルの防災マニュアル」を作成しました。
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