危機管理対策アドバイザー 国崎信江
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ヘルメット画像守りたい命が弱ければいざというとき何とかなるではすみません

自分のこととして降りかかる危機に対しての対処を考えるとき、それぞれの家庭において人数・男女別・年齢別の家族構成や住環境、生活習慣が異なるのですから、防災対策も各家庭において異なるという点に気づいたことは、当然といえば当然のことです。
しかしこれまでの私は区から配布された防災対策の冊子を読んだだけで満足していたのです。
わかりやすく説明しますと、生後5ヶ月の赤ちゃんと3歳の子どもがいた場合、荷物の重さに気をつけなければなりません。
区の冊子では荷物の目安は女性で10kgでしたが、この通り荷造りをしたら、子どもの合計体重が20kgなので合計30kgの負担が体にかかるのです。
平坦ではない避難所までの距離・自分の体力や子どもの体重を考慮しながら荷造りをしないと、いくら入念に用意しても実際には重くて持ち出しを断念しなくてはなりません。

集合住宅に住んでいたころはベランダに非常時の救難ハッチが設置されていました。
独身のときなら、このハッチが設置されているだけで心強く感じたかもしれません。
けれど子どもが2人いたら3つの体が同時に救難ハッチの間口に収まるはずもなく、どちらの子どもを先に下ろすのか、という究極の選択を迫られます。
子どもを抱っこしながら、足元の見えない状況で慣れない梯子を降りるのは恐ろしいものです。
さらに最初に下ろした子どもを誰に預けるのか、上に残した子どもを救い出すのに次々と人が降りてくる梯子を遡っていくことができるのかなど様々な問題が降りかかります。
独身のときには地震がきたらどうにかなると考えていたこともありましたが、守りたい命が弱くて多いほどしっかり準備をしなくてはどうにもならないということに気づいたのです。
家族が同時に安全に避難するための方法を考えるように、ひとつひとつ防災対策を見直したのです。

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