危機管理対策アドバイザー 国崎信江
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防災教育防災対策を世代を超えて伝えていこう
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ヘルメット画像防災教育の大切さ

大人は生きる上でいろいろな選択肢があります。
防災対策に関心をもつ、持たないも自由です。
けれど、子どもは選択することができません。

親が防災に関心がなければ、もしかしたら子どもは犠牲になるかも知れない。
そのように考えると子どもの命は親の意識に委ねられているのです。

これまでの研究により、大人にいくら防災の大切さを唱えても効果がないことに気付きました。
阪神・淡路大震災で巨大地震がもたらす恐ろしさを知ったにもかかわらず人々の防災意識は変わっていません。
むしろ風化してきています。
その後大きな災害があっても不安はすぐに忘れ去られてしまいます。
つまりその人自身が気づかなければ周りがいくら声を大にしても進まないのが防災です。

私は、応急手当の講習や防災のイベントに、いつも子どもを連れていきます。
ある時、高層ビルのエレベーターの中で、長男が各階のボタンを全部押そうとしました。
「また、いたずらを」と思ったとき、長男は「地震が起きたときは、こうやって全部のボタンを押して、開いたところから逃げるんだよね」と言いました。
子どもに教えたことはなかったので驚いて聞いたら、「地震の先生が教えてくれたから」と答えました。

また、帰宅してカバンを食器棚の上に置いたところ、
「地震が来て僕らの頭に落ちてきたらどうするのさ!上に物をのせたらいけないんだよ」
と言われました。そのとき長男が大人になったときに、家具の上に物を置かない生活をするのではないかと感じました。

このことから小さいとき、つまり何でも吸収する時期から防災教育をしていけば、大人になったときに、ごく自然に防災を意識した生活をすることが出来るかもしれないと思ったのです。

自分の世代には、地震は来ないだろうという思い込みで対策をしていない方がいるかもしれません。
でも自分の生きている間に地震が起こらないということはそれだけ子どもの代、孫の代に起こる可能性が高くなることを意味しています。

災害の多い日本に住む宿命として防災対策を世代を超えて伝えていかなければ、「天災は忘れた頃にやってくる」ことになります。
その時また、これまでのような犠牲を出すかもしれない。
それでは人間はあまりにも愚かではないでしょうか?

危機意識の高い人を作るにはまず、大人が積極的に防災対策をして、その姿勢を子供たちに見せていくことが大事だと思うのです。

ヘルメット画像防災教育


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