04 Sep防災フェア

9月3日から5日まで東京タワーで内閣府主催の「防災フェア」が開かれています。
明日9月5日のテーマは「親子で学ぶ防災」として多くのご家族の参加をお待ちしています。私は展示ブースと15時半からのステージに出ます。劇、ダンス、歌、くまさん救出体験、サバイバルカード製作など、子どもが楽しめるプログラムをたくさん用意していますのでお楽しみに。ステージに参加して下さった方への特典として兵庫県ご出身の中島さんより「はるかのひまわりの種」をプレゼントします。こちらもお楽しみに。みなさん、明日お会いしましょう!!

09 Apr今朝の朝日新聞に

本日(平成22年4月9日)、朝日新聞朝刊の生活面で「マンションみんなの地震防災BOOK」が紹介されました。そのお陰で個人だけでなく、書店さんからの問い合わせもあるということで嬉しい限りです。
アマゾンのサイトを見たら評価が★5つ、しかも在庫切れとか。
もう間もなく再入荷する予定ですので、ぜひ関心のある方はお早めに手に入れてください。

ところで、同じ紙面に、都会に「貸し菜園」続々の記事が。
家庭菜園を自宅でしているので早速読んでみることに。
都市部のビルの屋上や空き地に「貸し菜園」が続々誕生しているとか。
都心のJR恵比寿駅の駅ビル屋上にも貸し菜園があるなんて知りもしなかったのですが、今度恵比寿にいったら駅ビルの屋上を覗きに行きたいものです。
記事を読み進めてびっくり。。
なんと、なんと、利用年会費が3平方メートルで9万3千円、5平方メートルで11万7千円かかるとか。しかもその年会費でも人気で抽選の倍率が2倍を超えるようで。

そろそろ夏野菜の苗が出回るころですが、毎年自宅で家庭菜園をやっていても、無農薬のため虫被害でことごとく失敗し、今年の夏はどうしようかと迷っていたところでした。野菜はまず土作りからということで、腐葉土、鶏糞、牛糞、石灰、油粕などさまざまな肥料をお隣さん(野菜作りの師匠です)に教わりながら、せっせと耕して土を作っても、店で並んでいるものと似ても似つかぬものが出来上がるのです。
肥料、苗、水、支柱、ビニールなどの経費プラス労働を考えれば無農薬野菜を購入したほうがよっぽど安上がりだと家族に言われます。
そんな状況だから、もし貸し菜園で利用料11万7千円です、なんて家族に言ったら「頼むから止めてくれ」なんて言われそうです。

朝日新聞の記事によるとその貸し菜園には常駐のスタッフがいて、指導や、通えないときの水やりをしてくれるようです。しかも苗や種、土、肥料、道具も提供してくれるとか。
都会の屋上だから飛来してくる虫もいなさそうだし、きっとイメージどおりの野菜が収穫できるのでしょうね。

野菜作りはとても楽しいです。土に触れる、緑を愛でることで心が癒されます。でもイメージほど楽なものではないことを実感しています。野菜作りは奥が深い、としみじみ感じます。スーパーに売られている品の良い形が当たり前だと思っていたけれど、野菜作りを経験してあらためて農家の方に感謝と尊敬の気持ちを強くしました。

さあて、今年はどうしましょう?

31 Mar週刊スパ!

週刊スパ!扶桑社 4月6日号 3月30日発売 の
特集記事で「巨大地震が日本を襲う!」があります。
ここに私のコメントが掲載されています。

20世紀は戦争の世紀、21世紀は災害の世紀と言われるように海外でも国内でも相次いで災害が発生しています。そして、地球温暖化の影響もあって災害の規模が巨大化しています。

当たり前のことですが、地球は動いています。地球の内部のマントル物質が海溝から吹き出て海水で冷やされて新しいプレートを作っています。新しいプレートの誕生とともに押し出されるようにプレートは年に数センチから数十センチ動いてやがて海嶺にもぐります。(日本の太平洋側に日本海嶺とトラフがあります。)ハワイが乗っているプレートも年に数センチ動いて毎年日本に少しづつ近づいています。

伊豆半島もプレートに乗って移動してきて、やがて日本にくっつき今の地形になっています。

世界に十数枚あるプレートのうち日本の下には4枚ものプレートがあります。
プレートは動いていますからお互いに押し合い、引っ張られながら潜り込んでいるプレートにひずみが溜まります。このひずみが限界に達したときに跳ね返る力が地震です。

このように、日本はもともと地震が発生しやすい国土であり、日本周辺では毎年2000回以上の有感地震を記録しています。それに加えて巨大地震発生の切迫性が指摘されているため、防災の必要性、重要性は今更言うまでもないことです。

Xデーは誰にもわからず、発生までにどれだけの猶予が残されているかわかりません。でも今から始めれば間に合うという希望をもって、できるだけの対策をして向かい合いたいものです。
ある日突然に襲われるものだからこそ、被害は大きくなります。事前に心構えや備えをして自己防衛策を講じておくことで命を守ることができます。

防災はよくわからない、それだけで関心を持たずにいることなく、毎日を豊かに楽しく暮らすためにも、ここらへんで真剣に防災を考えたいものです。

30 Mar幻の防災ベスト

防災ベストが幻の品になるかも….です。
防災ベストの子供用Sサイズと大人用Mサイズは既に完売しています。
残りは子供用Mサイズと大人用フリーサイズ。しかも在庫数わずかです。
完売した商品についてお問い合わせが相次いでいます。
本当に有難くそして申し訳ない気持ちです。
在庫品が終わったら製造の予定は今のところありません。

災害時のための非常の備え。一刻の猶予もない状況で持ち出すことを考えれば重い袋をかつぐ従来の品より、必要最小限のものをポケットに入れた防災ベストの有効度は高い。とくに家族に小さな子どもや傷病者、障がい者、体の不自由な人がいたら非常持ち出し袋を背負って抱きかかえることは難しい。そんな発想から生まれた防災ベスト。

私のこだわりづくしの防災ベスト。
左利き、右利きどちらにも配慮したファスナーの向きと、
ファスナーの色をポケットの色に合わせて変えているお洒落なところも。
防災グッズを効率よく収めるポケット。
とりわけポケットは大きさ、数、配置のひとつひとつにこだわりが。
表面にはすぐに必要なものを取り出しやすく、
背面には大きいものを入れて、背中を守るクッションになるように
内側には貴重品を入れられるように、細かいところまで考えました。
軍手を挟むマジックベルト、ボールペンを挿せるホルダー、携帯電話がぴったり入るポケット、鍵や笛など重要なものを掛けられるDカン、ナスカン、小さな子どものようにファスナーを閉めることが苦手な人のためのホック、災害時以外は恥ずかしくて着られない、というデザインではなくアウトドアでも普段でも使用できるデザインに…..。
そして機能の面では生地選びからのこだわりが。
汚れにくく強い生地を選びました。その質感は触ってみれば納得の素材です。

高知県宿毛のマシュールさんの素晴らしいデザイン力で期待以上の素晴らしい防災ベストが誕生しました。

お蔭様で私のホームページだけの販売という、かなりクロースドな環境に関わらず売れ行きは好調でした。そして返品ゼロという驚きの商品です。
箱を開けてみて、期待以上に良かったのでもう1着注文します。という方が多く、お孫さんや家族へのプレゼント、内祝い、職場で揃える、という方もいらっしゃいました。

有難いです。感謝感謝です。でも……
最初に作成した800着から数年の間に社会は大きく変わり、同じ品質のものを同じ価格で提供することができなくなりました。
日本製にこだわっているため、海外で作ることへの抵抗と、あのこだわりの生地が入手できないという状況。そして極めつけは本ミシンを扱える職人さんが日本では激減している事実。
「これだけ手の込んでいる商品は、この値段では作れないよ。」と日本にいる数少ない職人さんのいる会社に断られました。

完売すれば幻となってしまう防災ベスト。
手にしていただければきっと満足していただけるという自信をもっています。
その思いもあって、たたき売りではなく、1着1着を大切に売りたいと思っています。
二度と手に入らないと思うと、ひとつ、またひとつと売れていく状況に感謝しつつも寂しさもありますが、万一被災したときには購入してくださった方のお役に立てるよう心から願っています。
これまで防災ベストを購入してくださった方には、直接御礼を伝える機会はほとんどありませんでした。
ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございます。
お手元にありますのは、1着1着が丁寧に手仕事で作られた最高品質の防災ベストです。どうか末永くご愛用ください。

防災ベストのページ

28 Marついに完成!マンションみんなの地震防災BOOK

昨年よりコツコツ書き上げていた原稿が成長して一冊の本としてデビューします。

書籍を一冊出すときにはそれなりのエネルギーが必要ですが、今回も時間と体力との戦いでかなり厳しい中での作業でした。

いったい何回校正してどれだけの文章を書き直したのかもう思い出せないほどの難産でした。生みの苦しみが強いぶん、この本への愛着も深く、誕生を待つこの至福のひととき。

マンションみんなの地震防災BOOK」はマンション向けのインターネットサービスをしている「つなぐネットコミュニケーションズ」さんからのご提案から始まりました。

以前からつなぐネットコミュニケーションズさんとは防災関係でつながりが深く、マンションの居住者向けや管理組合向けの防災セミナーを実施してきました。

その中で、一般の情報は戸建向けの防災対策ばかりで、マンション向けの情報は少ないという意見を耳にしました。

たしかに、自治体から配布される防災冊子もたいていは戸建住宅を意識した内容が多いように思います。それを反映するかのように、マンション居住者自身が、マンション特有の防災について、あまり知識を持ち合わせていないようにも思いました。

マンションの防災セミナーに参加した居住者からは、室内対策の重要性や、避難路への不安、居住者全員が防災について知っておくべきだ、本当に参加してよかったという感想が寄せられ、書籍として多くのマンション居住者の方に知ってほしいという気持ちが強くなりました。

マンション居住者はもしかしたら「マンションは地震に強い」と思われて安心しているかもしれません。新耐震基準で適切に施工されているマンションなら、建物の崩壊はないでしょう。でも、建物が崩壊しないだけで被害がないということではありません。

非構造部材である玄関や窓ガラス、配管、設備などに被害が出ることはおそらく避けられないでしょう。そうなれば、自室で過ごすことも難しくなり、その後の改修工事に向けた話し合い、費用の工面など大きな問題がでてきます。

ひとつの建物の中に多くの人が生活していることが、災害時に吉と出るか災いとなるかは事前の対策にかかっています。

この本では、マンションで被災したらどのような問題が浮上するのか、組合としてどこからはじめたらいいのか、居住者の防災意識を上げるにはどうしたらいいのかといった、これまでのセミナーで受けた質問にしっかりと応えるべく、個人としての対応やマンションの管理組合としてすべきことが詳しく書かれています。

この書籍を完成するまでに多くの方にご協力をいただきました。

建築耐震工学、地震工学、地域防災の第一人者であられる名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学の福和伸夫教授、横浜市の危機管理のエキスパートであられる横浜市磯子消防署長 消防正監 荒卷照和氏、気象庁の期待の星であられる気象庁地震火山部管理課 相川達朗氏に監修していただきました。

甚だ私見ですが、ここまでバランスよくまとまっているマンション防災BOOKは他にはないのでは?と自負するほど自信をもってお勧めします。(それだけ愛着心があ り….)

生まれてくる子はどんな顔?とワクワクしながらわが子の誕生を待っています。

早く手にとって読んでみたい。(実際には文章全部記憶して、もうこれ以上見たくないというぐらい校正したんですが…)どんな出来上がりか楽しみです。(色校で確認しても実際の書籍を目にするのは、また格別なんですよね)

ソワソワ… どうか皆さんに愛される(役に立つ)本となりますように。

ドキドキ… どうか多くの皆さんの目に触れますように。